CIC英語幼児園(若松校・小倉校)は、英語で楽しく園生活を送りながら社会性を身につけます。2歳児のプリスクール【プレスクール】・母と子の英会話ペアスクール

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ソニー創立者故井深大氏について

2010年01月27日

1997年12月19日にソニーの創設者である財団法人幼児開発協会の創設者でもある井深大さんがお亡くなりになりました。具合の悪いことは聞いておりましたし、高齢でしたので覚悟はしておりました。しかしながら、やはり残念でなりません。

技術者として経営者として戦後小さな会社を世界のソニーに育て上げた彼の能力は実に素晴らしいと思いますし、かれの著書や彼について書かれたものからも彼の偉大さがよくわかります。松下幸之助氏や本田宗一郎氏のように会社名に自分の名前を使っていませんので、彼らほど一般の人には知名度はありませんが、彼ら同様に戦後の日本をリードしてきた指導者の一人でした。

残念ながら生存中にお会いして話す機会などなく、彼のことは良く知っているとは言えませんので、彼について述べるのは彼を良く知っている人に任せることにして、ここでは彼の言葉の中で強く感銘を受けた事の一つを述べさせていただきます。

これは井深氏が河合雅雄氏(動物学)、山中康裕(臨床心理学)との対談の中で提言された事ですが、「知的能力は遺伝か、環境で変わるか」を考えるとき、「遺伝と言うものは全然ありません」と言っても大きな害はないのではないかと言っています。もちろん遺伝的な要素があることは否定できない事は分かっておられるのですが、遺伝のせいにして簡単に片づけてしまっていることも多いことも事実です。

この提言は非常に大きな意味を持っています。もし遺伝的な要素が否定されるとすれば、どのように子供が成長するかは環境によってすべて決まることになります。つまり周囲の者(普通は親)が提供する環境によってその子の人間性、能力が決まることになるのです。親の責任が大きく問われるようになり、責任逃れが難しくなるということです。

乳幼児期が子供の発育にとってどの時期よりも重要であるという観点から言うと、特に乳幼児期の親と子の関わり合いが大切になります。十分に愛情をかけているか、話しかけはできているか、子供の言うことに耳を傾けているか、健康な生活を心がけているかなど日常の生活の中に重要な要素がたくさんあるようにおもえます。

親の中には、「この子は頭が悪いですから、いくら努力してもたいした人にはなれません。蛙の子は蛙ですよ」と本人を前にして、平気で言う人がいます。このような態度からは良いことは何も生まれて来ません。多分幼児期の育てかたにも問題があったものと思いますが、遺伝のせいにしては子供がかわいそうですし、良いところ(個性)を見つけて伸ばしてやろうという態度が見えません。子供はますます自分はだめな人間だと思ってしまうでしょう。

心理学でも以前は子どもの能力は遺伝的要素が大きいと言われていましたが、現在では遺伝的影響は小さく、環境による影響のほうがはるかに大きいというのが基本的な考え方のようです。

この対談は「0歳児の驚異」(PHP文庫)に収められいます。幼児期から学童期の教育について多くの興味ある問題をわかりやすく説明しています。乳幼児期の重要性とこの時期に子供にとって本当に何が必要なのか考えさせられる本です。

井深大氏はお亡くなりになりましたが、彼の幼児教育への哲学と熱意は引き継がれていかなければならないと思います。彼の著書は他にもたくさんありますが、保護者の皆様にもこの「0歳児の驚異」を是非読んでいただき、一人でも多くの人に幼児教育のあり方について考えていただきたいと思います。井深氏がお亡くなりになり幼児開発協会の活動は既に終了していますが、彼の教育哲学に賛同し、幼児教育に努力を続けて参る所存です。

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